2020.06.22
2020.06.22
京都府内の介護施設で働く外国人を対象にした「日本語作文コンクール」を京都介護サービス協同組合(京都市伏見区)が初めて企画し、7月1日から募集する。日本での生活や母国のこともつづってもらい、相互理解を深めることも狙っている。
日本で働く外国人は年々、増加している。厚生労働省によると、医療・福祉分野で働く外国人労働者数は2019年10月末現在、全国で3万4261人、京都府内では587人に上っている。
同組合も現在、4人の介護技能実習生を受け入れており、作文を書くことで日本語能力の向上に役立てもらおうと実施することを決めた。
「介護の仕事のことや日本での生活、自分の故郷への思いなども表現してもらうことで、異国で働く外国人の皆さんの心身の安定にも寄与できれば」(コンクール担当の木原由佳里さん)と話している。最優秀賞(副賞5万円)1点のほか、10点程度に副賞を贈る。
テーマは自由で、1200字以内。募集は9月30日までで、応募用紙に必要事項を記入して、作文と一緒に〒612 – 0029 伏見区深草西浦町5丁目53の1、ペガサスプラザ205の同組合075(642)0810に郵送する。