ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

妖怪ワールド生き生き/知的障害の男性、陶芸と素描で(2020/08/18)

2020.08.18

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陶芸と素描作品で独自の妖怪を表現した知的障害のある男性の個展「ニューヨーカイ」が、京都市上京区河原町通荒神口上ルの「art space co-jin」で開かれている。ユーモラスで、個性的な「新しい妖怪」たちが訪れた人を楽しませている。

左京区の木村康一さん(44)で、小学生の時に漫画家の故水木しげるさんの作品に影響を受け、模写から始め、独自の世界を描くようになった。同区の障害者施設「修光学園」で陶芸作品を制作し、4年前には「京都とっておきの芸術祭」で府知事賞を受賞。今回、初めての個展として約370点を展示した。

人の目や手足を組み合わせたり、動物から連想した妖怪たちを手のひらにのる大きさの陶芸や鉛筆の素描で生き生きと描いている。

木村さんは「個展が開けてうれしい。これまで制作した作品を多くの人に見てもらいたい」と話す。

10月4日(午前10時~午後6時)まで。月曜休み。無料。

写真は木村さん(右端)と展示された作品。