ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

チャリティーカット/14年間に1530人/美容室に感謝状贈る(2020/09/21)

2020.09.21

  • アクセス

京都市内の美容室が毎年8月、チャリティーカットとして子どもの髪を整え、売り上げ全額を社会福祉事業に寄付している。14年目の今年も、コロナ禍の中、開催時間を分けるなど工夫して実施した。

同市内に3店舗をもつルールオブビューティーヘアーで、代表の宮敦士さん(55)=写真左=は中京区の理容・美容店の4代目。上京区に新しい美容室を開設後、2007年に新人スタッフの研修を兼ねてチャリティーカットを始めた。

8月の特設日にスタッフ総動員で子どもの髪を1人500円でカットし、集まった全額を京都新聞社会福祉事業団に寄付してきた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止も考えたが、防止策として6日間に分け、27人を受け付けた。

この14年間にカットした子どもは延べ約1530人、寄付総額は76万円余り。同事業団はこのほど、中京区のアムズ御所南店を訪れ、「コロナ禍の困難な中で継続実施していただいた」(藤木泰嘉常務理事)と感謝状を手渡した。宮代表は「今後も地域貢献活動を続けたい」と話していた。