ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

色鉛筆で描く風景画/京の自閉症男性が初個展 (2020/11/16)

2020.11.16

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吉田裕志さんの初個展

街並みや自然風景などを色鉛筆で明るく描いた京都市内の自閉症の男性の初個展が、東山区の「スタジオ・アンド・ギャラリー・まっつぁら」で開かれている。

左京区の吉田裕志さん(47)=写真=で、生活介護事業所・京都市ふしみ学園(伏見区)の「アトリエやっほぅ!!」が開設された2008年から同アトリエで創作活動に取り組んでいる。書店で目にした雑誌の挿絵にひかれたのがきっかけで、現在は写真などを参考に色鉛筆で風景や祭り、人物などを題材に月2、3枚制作している。

展示したのは、12年間に描いた作品44点。「昭和の風景」や「タイの水上マーケット」などのタイトルで風景や人物を豊かな色彩で表現している。訪れた川本雅史さん(57)=大津市=は「心優しい色使いで感動した」と話していた。

27日までの午前10時から午後5時まで(土曜は正午から、日祝日は休み)。入場無料。