ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

児童養護施設の子らに餅/井上八千代さん500個贈る(2020/12/21)

2020.12.21

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児童養護施設の子どもたちに正月気分を味わってもらおうと、京舞井上流家元の井上八千代さんがこのほど、小餅500個と葉付きミカンを京都市中京区の京都新聞社会福祉事業団に届けた。同事業団を通じて京都市内4施設に贈られた=写真。

井上さんは毎年12月13日、京都・祇園の迎春行事「事始め」で飾った鏡餅を同事業団に届けている。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で事始めが中止になったため、「毎年楽しみにしている子どもたちのために」と用意した。

餅は祇園に近い平安養育院をはじめ、迦陵園、和敬学園、京都聖嬰会の職員に手渡された。各施設では正月の雑煮や焼き餅、ぜんざいにして振る舞うという。

井上さんは餅とともに「寂しい師走となりましたが、例年のにぎにぎしさを思い浮かべながら楽しんでください」とのメッセージを寄せた。