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托鉢中止も寄付は継続/聖護院門跡、僧侶ら持参(2021/01/18)

2021.01.18

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本山修験宗の総本山聖護院門跡(京都市左京区、宮城泰年門主)の僧侶らがこのほど、中京区の京都新聞社会福祉事業団を訪れ、「地域福祉に役立ててほしい」と10万円を寄付した=写真。

例年、新春に信者宅前で祈とうや托鉢(たくはつ)を行う寒中托鉢修行を行っているが、今年は新型コロナウイルス感染防止のために中止した。托鉢にかえ、僧侶や在家の山伏ら延べ40人が市内や近郊の信者宅約4000軒を訪れ、祈とうしたお札を郵便受けに入れている。

同事業団にはこれまで、托鉢での浄財の一部を寄付しており、「今年は托鉢しなかったが、(寄付は)継続したい」と、宮城泰岳執事長と神変講社平安聯合会の櫻井一夫副会長、奥村務幹事長が持参した。寄付は今回で56回目。

宮城執事長は「ご祈とうを求めている方がおられるなかで、うかがえないのは残念です。お札に疫病鎮静の願いをこめました」と話していた。