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ポリ袋をガウンに/京の3施設が製作・販売(2021/04/26)

2021.04.26

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新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、京都市内の障害者就労支援施設が衛生用品としてポリ袋を加工したガウンを製作、福祉施設や介護現場などに販売している。

コロナ禍の影響で就労支援施設の仕事が減少しており、障害のある人の工賃(賃金)を確保するため京都市が呼び掛けた。プティパ(下京区)、若杉(南区)、なづな学園(東山区)の3施設が昨年秋から製作に乗り出した。

ガウンは、ポリ袋を養生テープで貼り合わせて作り、簡単に着脱できるのが特徴という。受注などの窓口になっている京都ほっとはあとセンター(中京区)によると、これまでに690着を販売した。

製作するプティパの管理者、東希美さんは「丁寧な作業で、質の良い製品づくりを心掛けている」と話している。

1着231円。京都市は、材料の70のポリ袋(半透明もしくは白色)や養生テープの提供を市民や企業に呼び掛けている。問い合わせは京都ほっとはあとセンター075(255)0355。

写真はプティパで製作したポリガウン(下京区、提供写真)