2021.05.31
2021.05.31
京都ライトハウス情報製作センター(京都市北区)が発行する点字雑誌「旅」=写真=がこのほど、200号を迎えた。33年前から隔月に発行し、旅の魅力を伝えてきた。特別記念号では「旅好き視覚障害者が語るさまざまな旅のかたち」などをテーマにした座談会を掲載している。
最新の旅行情報を盛り込んだ、視覚障害のある人のためのガイドブックを作ろうと1988年1月に創刊した。視覚障害者も編集に加わり、季節の旅や観光地の特集のほか、エッセー、旅館情報、特産品取り寄せ情報などを掲載している。現在、100部を全国の読者に届けている。
記念の200号は、20~70代の視覚障害のある4人のオンライン座談会を掲載。「その場に行ってみたい」とニュージーランドなどを旅行した男性やスマホを頼りに夫と船や電車を乗り継いだ女性らが体験や工夫、出会いを紹介し、旅の魅力を語り合った。
編集委員の松田裕美さんは「今後も正確な情報を届け、旅に出たいという気持ちを後押ししたい」と話す。B5判、500円。同センター075(462)4446。