2021.11.08
2021.11.08
(2021/11/08)
聴覚障害のある人の「楽しいスポーツ大会」がこのほど、京都市左京区の市障害者スポーツセンターで開かれた。過去49回にわたって開かれてきた「京都市聴覚障害者スポーツ大会」を改称し、市内の60~70代を中心とした35人が室内競技を楽しんだ。
今年から京都市の補助金がなくなったため、京都市聴覚障害者協会(中京区)の単独開催として新たなスタートを切った。
参加者は、紅白の2組に分かれてフライングディスク、競歩などで競った。氷上競技のカーリングをヒントに考案されたカローリングも行われ、放たれた「ジェットローラ」がポイントゾーンに入ると、手話による盛んな「拍手」がおくられていた=写真。
大会の準備や競技の運営には、手話学習会「みみずく」のメンバーも協力し、交流を図った。
同協会会長の中山昌一さんは「コロナ禍で体を動かす機会が減っている。今後も、参加者の年代に合わせたスポーツを用意して、誰もが楽しめる体力づくりの場にしていきたい」と話していた。