ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

御苑の秋 ようやく満喫/車いすで観察会

2021.11.22

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(2021/11/22)

車いす利用者を対象にした自然観察会がこのほど、京都市上京区の京都御苑で行われた。新型コロナウイルス感染の影響で参加者が減り、4カ月ぶりの開催となった。主催者は「外出を楽しんでほしい」と話している。

「京都御苑きのこ会」世話役の佐野修治さんが車いすの利用者に御苑の四季に親しんでもらおうと8年前から月1回、ユニバーサルコースを巡っている。コロナ下でも人数を減らして開いてきたが、「第5波」の今年8月から参加者がなくなり実施できなかった。

「紅葉の散策」をテーマに開催したこの日の午前の部は、病気のために車いすを使用している大津市の南出映子さんが友人の尾畑美智子さん=北区=と参加。1時間半ほど、色づき始めたカエデやエノキなどを説明を受けながら観賞した=写真。南出さんは「ようやく外出できるようになった。いろいろな植物を知ることができてよかった」と話していた。

月に1回、午前と午後のに1組ずつ。無料。問い合わせは佐野さん080(1497)3995=午後7時~9時。