ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

井上八千代さん 鏡餅贈る

2021.12.20

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4児童養護施設に「良い年を」(2021/12/20)

事始めは、12月13日に芸舞妓たちが芸事の師匠やお茶屋に新年のあいさつに回る行事。稽古場で芸舞妓を迎える京舞井上流家元で人間国宝の井上八千代さんは毎年、飾り付けた鏡餅を地元の児童養護施設の子どもたちに、と届けている。

昨年はコロナ禍で行事が簡素化したため別注の餅を贈っており、鏡餅のプレゼントは2年ぶり。井上さんは「今年は大切な行事を行うことができました。皆さんも大変だったでしょうが、お餅を一緒に食べて楽しく過ごし、良い年を迎えてください」と、施設職員に手渡した=写真。

餅は祇園に近い平安養育院をはじめ、迦陵園、和敬学園、京都聖嬰会で雑煮や焼き餅、ぜんざいにして子どもたちに振る舞われる。