ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

会報500号到達/認知症の人と家族の会(2022/03/28)

2022.03.28

  • アクセス

認知症の人と家族の会(京都市上京区)の会報「ぽ~れぽ~れ」がこのほど、発刊500号を迎えた=写真。支援制度も不十分だった42年前からほぼ毎月発行され、認知症の理解を深めるとともに本人や家族らの助け合い、励まし合いの場となってきた。

会報は、同会結成直後の1980年2月に創刊された。結成に尽力した医師の早川一光さんや三宅貴夫さん(いずれも故人)らが認知症について執筆したほか、全国の介護家族らの悩みや思いを掲載した。

その後、スワヒリ語で「ゆっくり・やさしく・おだやかに」を意味する現在の会報名とし、認知症医療や介護に関するニュース、連載、制度解説をはじめ、会員の便りや介護体験などを幅広く紹介している。発行部数は、月1万7000部。

編集委員長を務める田部井康夫さん(74)=群馬県前橋市=は「42年前も今も、初めて認知症介護に直面する人にとって大変さは変わらない。当事者と介護家族が穏やかに暮らせることを今後も伝えたい」と話している。

A4版20、1部200円(送料20円)。問い合わせは同会050(5358)6580