2022.06.14
2022.06.14
今月1日に長岡京市下海印寺に新築移転した京都済生会病院に、障害のある人の就労支援施設が運営するカフェ=写真=がオープンした。「地域での働く場、交流の場にしたい」と集客に意欲を燃やしている。
「NAKANOTEI COFFEE西山」で、同病院が市内で飲食店やコーヒー製造販売などを行う就労支援施設B型事業所「暮らしランプ・なかの邸」に出店を依頼した。
病院1階の総合受付近くに9平方のコーナーを設け、自家焙煎(ばいせん)のコーヒーや自家製のジュース、ケーキなどを販売。待ち合いスペースなどで飲食でき、地域の人も利用できる。販売や接客は、施設利用者と職員各2人があたる。
同病院企画広報室室長の松岡志穂さんは「福祉事業所との連携は初めて。住民の皆さんと一緒に街づくりを行いたい」と話し、なかの邸事業長の小林明弘さんは「働く場を施設の外に広げたい」と期待している。
営業は月曜から金曜の午前10時から午後3時まで(祝日除く)。
京都新聞社会福祉事業団は前年度の工賃増助成事業で、同施設のコーヒー製造設備の拡充を支援した。