2022.06.20
2022.06.20
脳卒中などの病気や事故で脳に障害を負い失語症になった患者たちが制作した作品展「ゆめひろば展」が14日から京都市下京区のひと・まち交流館京都で開かれている=写真。
府内や兵庫県の6グループの失語症患者らでつくる「グループゆめひろば」が3年ぶりに開催した。今回で30回目。
リハビリの一環として芸術活動に取り組んでいる。一方で、言葉で伝えられない思いや気持ちなどを作品で表現している。
今回は25人と3グループが制作した花や野菜、自然の風景などを描いた水彩画や陶芸、写真、書などの作品約70点が並び、来場者は思いのこもった作品に見入っていた。
同グループ代表の田中勝さん(67)は「失語症に対する理解が社会的にまだまだできていないと感じている。失語症を理解してもらう場として今後も続けていきたい」と話していた。
入場無料。20日午後1時まで。