ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

障害者の思い伝える演劇/滋賀の2劇団共同講演(2022/11/21)

2022.11.21

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障害のある人もない人も一緒に演じる劇団「まちプロ一座」と、市民劇団グループ「橋」が共同で公演する「共生のまち演劇プロジェクト」がこのほど、大津市のスカイプラザ浜大津で行われた。

グループ「橋」(大津市)は、近江商人をテーマにした演劇を披露した。

まちプロ一座は、障害者福祉事業所「まちかどプロジェクト」(同市)が19年前に旗揚げし、現在、利用者や職員ら15人で活動する。

今回は、一人暮らしをする障害のある女性の実際の日常生活の中で起こる出来事を主題にしたオリジナルの新作劇「この雲の行方にありがとうの言葉を添えて」を披露。観劇した約100人は時折、笑いを誘う舞台に引き寄せられていた=写真。

主役を務めた福坂厚子さんは「初主演でセリフを覚えることが難しかったけど、楽しく演じられた」と笑顔で話し、座長の小石哲也さんは「障害のある自分たちの思いを伝える方法の一つが演劇。これからも作品をみんなでつくっていく」と意欲的に話していた。