ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

子どもたちに温かい年末年始を①

2022.12.19

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児童養護施設の子どもたちに正月気分を味わってもらおうと、京舞井上流家元の井上八千代さんがこのほど、鏡餅を京都新聞社会福祉事業団(京都市中京区)に届けた。同事業団を通じて京都市内の4児童養護施設に贈られた=写真。井上さんは毎年12月13日、京都・祇園の迎春行事「事始め」で飾った鏡餅を同事業団に届けている。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で事始めが中止になったが、「子どもたちに」と用意した。 鏡餅は祇園に近い平安養育院をはじめ、迦陵園、和敬学園、京都聖嬰会の施設長らに手渡された。各施設では、お正月の雑煮や焼き餅、ぜんざいなどにしたり、中高生の夜食に振る舞ったりして、子どもたちに喜ばれているという。井上さんは鏡餅とともに「子ども達が少しでも温かい気持ちで新年を迎えていただけますように。よい年を迎えてください」とメッセージを寄せた。