2023.06.26
2023.06.26
歌手で僧侶の藤田さんらの実行委員会が2016年から催し、収益を福祉事業に寄付している。「夏は来ぬ」「夏の思い出」などで始まったコンサートは、金子みすゞの詩に曲をつけた「わたしと小鳥とすずと」、自身が作詩した「せなか(父への想い)」などを藤田さんは情感を込めて歌い上げた。多様な舞台芸に触れてもらう一環で、特別出演した京舞の祇園甲部のまめ鶴さんが京舞を披露した。視覚障害のある人が招待された。何度もこのコンサートに来ている榎本剛さん(77)=上京区=は「唱歌や金子みすゞの曲を藤田さんが歌うと心にしみる」と話していた。