2023.07.11
2023.07.11
1981年の国際障害者年を記念して、「土と色」展がはじまり、京都新聞社会福祉事業団などと共催した。障害児者が表現活動をすることはまれと言われた当時の第1回展(81年)は、京都市美術館(現京セラ美術館)で開かれ、のちに世田谷美術館(東京)などでも開催された。現在も展覧会を通して、自由な発想や生命観のある作品を鑑賞した人たちに感動をあたえている。全日本特別支援教育研究連盟の松矢勝宏さんが、「障害のある人の生涯学習に価値がある」と推薦理由を話した。長年実行委員長を務め、活動にかかわる吉永太市さんは「今までになかった表現で、われわれがものさしをつくろう」と話し、参加した人たちは、受賞の喜びを分かち合い、今後も開催を続けたいと話していた。