2020.08.10
2020.08.10
京都新聞社会福祉事業団は、京都府、滋賀県内の児童養護施設の高校生を対象とした「奨学激励金」の贈呈式をこのほど、京都市中京区の京都新聞社で行った。該当者のいない1施設を除く16施設の施設長らに計152人分、456万円を手渡し、生徒への贈呈を依頼した=写真。
「京都新聞愛の奨学金」の1部門で、市民や団体、企業から寄せられた「児童養護施設・乳児院等の子どもたちのための事業」寄付金などをもとに1人当たり3万円を支給している。
贈呈式は、新型コロナウイルス感染防止のため、2回に分けて行った。
出席した施設長らは「コロナ禍でアルバイト先が減っている」「大学や専門学校の受験料など進学のための費用も負担になっている」などと生徒たちのおかれた現状を紹介し、「奨学激励金は、毎年支給されるのでありがたい」と話していた。