ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

養護施設の生徒に卒業祝い/京滋の64人に250万円(2021/03/16)

2021.03.16

  • 事業団だより

京都新聞社会福祉事業団はこのほど、今春に中学、高校を卒業して児童養護施設を巣立つ生徒64人に「卒業お祝い金」総額250万円を贈り、門出を祝った。

本年度巣立つのは京都12、滋賀4の計16施設の中学生3人、高校生61人。お祝い金は毎年、新生活に役立ててもらうために中学生に1人2万円、高校生に同4万円を贈呈している。

高校生8人が卒業し施設を巣立つ京都市左京区の迦陵園(小島信活施設長)では8日、同事業団の藤木泰嘉常務理事が、3人にお祝い金を手渡した=写真。

3人は「美容師として就職するので、はさみや練習用の材料を購入したい」「大学に進学するので1人暮らしの生活費に充てたい」「就職先の寮に入るので家電製品の購入費に充てたい」などと話した。

また、小中高校を卒業する京都、滋賀の交通遺児に「卒業お祝い」として図書カードを小学生6人(1人5千円)、中学生6人(同7千円)、高校生14人(同1万円)の計26人に京都府や京都市、おりづる会(滋賀県)を通じて贈った。