2021.03.29
2021.03.29
京都新聞社会福祉事業団はこのほど、「高齢者へのプレゼント」事業として、京都、滋賀の特別養護老人ホーム8施設に介助用車いすを贈った。
特別養護老人ホームでは、入居者の高齢化などから介助用車いすの需要が高いため、2008年度から京滋の全施設に1台ずつ贈呈することを目標に実施している。
本年度も施設の開設年や地域性などを考慮して京都府3施設、京都市3施設、滋賀県2施設に提供した。贈呈施設数は本年度も含め268になった。
車いすは、背もたれと座面の角度が調整できるティルト・リクライニング型と、ベッドからの移乗が便利な多機能型の2機種から、各施設に選んでもらった。
贈呈を受けた京都市中京区の「都和のはな」では、さっそく入居者が届いた車いすを試乗した=写真。施設長の猪熊厚志さん(49)は「施設にリクライニング型の車いすが少なく助かります。入居者のお出かけや散歩に使わせていただきます」と話した。
他の贈呈先は次の通り。
すないの家桂(京都市西京区)、藤城の家(伏見区)、グレイスヴィルまいづる(舞鶴市)、六人部晴風(福知山市)、ひだまり久世(城陽市)、リバプール(大津市)、邂逅の郷(彦根市)