ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

京滋の41団体に 754万円を助成/前年比50%増/コロナに負けず 変わらぬ活動を(2021/04/05)

2021.04.05

  • 事業団だより

京都新聞社会福祉事業団はこのほど、京都、滋賀の福祉団体や施設への「京都新聞福祉活動支援」と障害のある人の「工賃増へ向けての取り組み助成」両事業の2020年度の助成金贈呈式を行った。新型コロナウイルス感染拡大を受け、計41団体に前年度比50・6%増の総額754万円を助成した。

福祉活動支援は、ボランティアグループを含めた団体に運営、設備両部門で助成している。20年度は運営23団体(申請25団体)、設備7団体(同12団体)に計501万円(前年度387万円)を助成した。工賃増助成は、障害のある人の賃金アップにつながる経済活動を支援しており、20年度は11団体(申請17団体)に253万円(前年度113万円)を助成した。

それぞれ1団体50万円を上限に受け付け、事業別の選考委員会で内定。京都市中京区の京都新聞社での贈呈式で各団体に手渡した=写真。

20年度はコロナ禍を申請理由に挙げた団体が多かった。福祉活動支援の助成先は、ひとり親家庭を支援する団体や高齢者の在宅支援団体、外遊びできない乳幼児親子が室内で遊べる遊具購入費、視覚障害者団体の点字プリンター修理費など。工賃増助成では、経営環境の悪化を打開するための作業効率化を目的とした設備投資や新商品開発などを支援した。

助成団体は次の通り。

◇京都新聞福祉活動支援

【運営部門】
京都府視覚障害者協会(京都市北区)、At-Kyoto、つるかめ笑顔クラブ(以上、上京区)、京都府網膜色素変性症協会、FaSoLabo京都(以上、中京区)、happiness(南区)、内部被曝から子どもを守る会・関西(左京区)、助けあいグループりぼん、東山区「不登校・ひきこもりを考える親の会」“ シオンの家 ” (以上、東山区)、チャイルドライン京都(山科区)、ジョイント西京視覚障害者ボランティア、京都YMCA長岡こおろぎ(以上、西京区)、京都ファミリーハウス(伏見区)、宇治おもちゃ病院、のびのび倶楽部、京都精神障害者フットサルクラブ(以上、宇治市)、全国心臓病の子どもを守る会京都支部(長岡京市)、パーキンソン病支援センター(八幡市)、精華町要約筆記サークル「ひまわり」(京都府精華町)、大津夜まわりの会、大津市母子福祉のぞみ会、音と花と人と、逢坂子ども食堂(以上、大津市)

【設備部門】
京都犯罪被害者支援センター(上京区)、天才アートKYOTO(東山区)、愛隣デイサービスセンター、うつくしま☆ふくしまin京都-避難者と支援者のネットワーク(以上、伏見区)、子育てを楽しむ会(宇治市)、滋賀県視覚障害者福祉協会(彦根市)、アモーレ子ども食堂(甲賀市)

◇工賃増へ向けての取り組み助成

西陣工房、就労継続支援B型事業パッソ(以上、北区)、ワークセンターHalle!(左京区)、就労継続支援B型事業所KOTO KOTO(右京区)、しあわせネット・勇気(福知山市)、ほっこりステーション(舞鶴市)、障害福祉センターあらぐさ(長岡京市)、アシストセンターえーる(京田辺市)、八身ワークショップ、凧日和(以上、東近江市)、スープル(滋賀県日野町)