ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

168人に激励金504万円贈る/京滋の児童養護施設高校生対象(2022/08/09)

2022.08.09

  • 京都新聞愛の奨学金
  • 寄付のお願い
  • 善意の小箱
  • 誕生日おめでとう 愛の奨学金コーナー
  • 遺贈
  • 歳末ふれあい募金
  • 事業団だより

京都府、滋賀県にあるすべての児童養護施設で暮らす高校生を対象にした京都新聞社会福祉事業団の「奨学激励金」の贈呈式がこのほど、京都市中京区の京都新聞社で行われ、出席した施設長や担当職員らに激励金が手渡された=写真。生徒への贈呈は施設を通して行われる。

激励金は「京都新聞愛の奨学金」の1部門で、市民らから寄せられる「児童養護施設・乳児院等の子どもたちのための事業」基金を原資に1人3万円を支給している。

本年度は、該当者のいない1施設と愛の奨学金の他部門の受給者を除く16施設の高校生168人に計504万円を贈った。

贈呈式のあと、施設長らとの懇談会を開き「進学を希望する人が増えており、チャレンジするための資金に活用します」「施設退所後の生活資金として使います」のほか、「施設を巣立った子どもたちは、これまでの貯金やアルバイトで生活費を捻出しており、コロナ禍の影響もあってアフターケアの必要な人が多く、助成支援があれば」などの声が寄せられた。