ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

京滋の児童養護施設の高校生/158人に奨学激励金474万円贈る(2023/07/31)

2023.07.31

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京都府、滋賀県にあるすべての児童養護施設で暮らす高校生を対象にした京都新聞社会福祉事業団の「奨学激励金」の贈呈式がこのほど、京都市中京区の京都新聞社で行われた。出席した施設長や担当職員らに白石真古人常務理事が激励金を「子どもたちによろしくお伝えください」と手渡した=写真。生徒への贈呈は施設を通して行われる。

激励金は「京都新聞愛の奨学金」の1部門で、市民らから寄せられる「児童養護施設・乳児院等の子どもたちのための事業」基金を原資に1人3万円を支給している。

本年度は、該当者のいない1施設と愛の奨学金の他部門の受給者を除く16施設の高校生158人に計474万円を贈った。

贈呈式後、施設長らとの懇談会を開き「進学を希望する人が増えており、大切に活用します」「激励金にはいろんな人たちの気持ちが込められていることを子どもたちにしっかりと伝えたい」のほか、「施設を巣立った後の子どもたちへのアフターケアをできるだけ支援していきたい」などの声が寄せられた。