2024.02.19
2024.02.19
京都新聞社会福祉事業団は、1人暮らしのお年寄りや高齢者世帯に食事を届けている京都・滋賀の配食ボランティア34団体に計2861食分の「おこめ券」を贈呈した。
毎年、高齢者事業寄付金や歳末ふれあい募金の一部をもとに実施。本年度は申請のあった京都市内6、京都府内16、滋賀県内12の計34団体に430キロ分(高齢者1人当たり1食150グラム相当)のおこめ券を配食に役立ててもらう。
京都市北区の待鳳社会福祉協議会のボランティアグループあけぼの会は10日、地域の小学校で12人がおこめ券で購入した米を炊き上げ、エビなどの天ぷらやホウレンソウとシメジのゴマあえ、だし巻きなどを添えた弁当60食=写真=を、1人暮らしの高齢者らに届けた。
同協議会では年10回、高齢者の見守りを兼ねた配食活動を行っている。配食担当の岡崎悦子さん(74)は「食材が値上がりする中で支援は助かります。おかずの充実した弁当を届けられます」と話した。