ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

施設巣立つ中高生に祝い金(2024/03/19)

2024.03.19

  • 児童養護施設生徒卒業お祝い金
  • 寄付のお願い
  • 善意の小箱
  • 遺贈
  • 歳末ふれあい募金
  • 事業団だより

卒業シーズンを迎え、京都新聞社会福祉事業団は、京都府、滋賀県の16児童養護施設を巣立つ中学生2人、高校生52人に総額212万円を贈った。

お祝い金は「児童養護施設の子どもたちのために」と寄せられた善意をもとに、中学生に1人2万円、高校生に同4万円を贈呈している。大津市の湘南学園(大久保和久園長)では14日、事業団の白石真古人常務理事が、4人にお祝い金を手渡した=写真。

卒業生は新生活を前に「作業療法士になるための学費や生活費に充てたい」「ゲームの平面的な画像や素材などをデザインする2Dデザイナーになりたい」「家庭裁判所の調査官が夢、学費や資格取得に充てたい」「お花の仕事が将来の夢で、自分の店を持ちたい」など希望を語った。

京都、滋賀の交通遺児に「卒業お祝い」で、図書カードを小学生5人(1人5千円分)、中学生8人(同7千円分)、高校生7人(同1万円分)の計20人に京都府や京都市、おりづる会(滋賀県)を通じて届けた。交通遺児のために事業団へ寄せられた寄付を活用している。