2024.09.10
2024.09.10
障害者の余暇活動を支援する催し「みんなで海釣り 障害のある人の体験講座」が7、8日、宮津市上司の海洋高などで開かれた。親子は同高の生徒らのアドバイスを受けて次々と魚を釣り上げ、ハイタッチしたり念撮影したりして交流を楽しんだ。
京都新聞社会福祉事業団と神戸新聞厚生事業団が共催し、24回目。府内や滋賀県、兵庫県の親子ら52人とボランティアや同高の生徒ら計176人が参加した。7日は釣りざおやライフジャケットの使い方などを学び、8日に同高の桟橋で釣りに挑戦した。
参加者は、インストラクターや生徒から餌の付け方やさおを上げるタイミングについてアドバイスを受け、サバやタイなどが釣れると「重たいね」「きれいな魚だね」と喜んでいた。
草津市の辰巳法美さん(57)は「娘が自分で魚を釣れた、と満面の笑みを見せてくれてうれしい」と目を細めた。同高1年の鯵本翔大さん(15)は「参加者が魚を釣って喜んでもらえた時がうれしかった」と話した。(梅垣里樹人)
「2024年09月10日付 京都新聞朝刊掲載」