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第51回理事会 2023年度事業報告 決算などを承認(2024/05/28)

2024.05.28

  • 理事会・評議員会報告

 公益財団法人京都新聞社会福祉事業団(大西祐資理事長)は27日、京都市中京区の京都新聞ビルで第51回理事会を開き、2023年度事業報告や決算などを承認、可決した。
 23年度は、「能登半島地震救援金」などの災害救援金1億8673万8427円を受け付けたことや高額寄付により、経常収益と経常費用は、いずれも予算執行率227・5%の3億1689万7903円となり、公益事業費を補う福祉事業基金は取崩額を437万8223円に抑えることができた。
 事業では、コロナ禍の影響も落ち着き、障害者や高齢者の団体へ演奏家を派遣する「京都新聞おでかけ公演」を5年ぶりに、「京都ゆとりスポーツの集い」など4事業を4年ぶりに再開。「みんなで海釣り―障害のある人の体験講座」は4年ぶりに従来の宮津市で1泊2日の開催に戻すことができた。「京都新聞愛の奨学金」は、407人に総額3921万円を支給、「京都新聞福祉活動支援」は、33団体に500万円を助成した。「京都新聞福祉奨励賞」では、大学生のボランティアグループら若い世代の3団体の活動を後押しした。
 寄付金は、チャリティー催事の募金や企業、団体の寄付金の回復、愛の奨学金に向けた高額寄付や能登半島地震救援金も重なって総額は3億273万1263円となった。

[2024年05月28日付 京都新聞朝刊掲載]