2024.09.23
2024.09.23
みんなで海釣り―障害のある人の体験講座
障害のある人たちの余暇活動として開いている「みんなで海釣り―障害のある人の体験講座」(主催・京都新聞社会福祉事業団、神戸新聞厚生事業団)が今年も7、8の両日、宮津市であった。京都、滋賀、兵庫の3府県から介助者と合わせて52人が参加、ボランティアら124人も加わった。府立海洋高校桟橋では、50㌢級のチヌがあがった時には歓声があがるなど、にぎやかに大小の魚を釣り上げ、交流を楽しんだ。
1998年から毎年開かれており、コロナ禍の中断後に昨年再開された。
7日は、府立青少年海洋センター・マリーンピアで開講式が開かれ、海洋高生の講座「海のふしぎについて」もあった。19人の生徒4グループが岩ガキ養殖やプラスチックごみによる海洋汚染、海の環境保護などについて発表した。岩ガキ養殖では、エサもいらず水質を改善するなどのメリットの一方、成長には4、5年はかかることや海から揚げて殻まできれいにするには手間がかかるなどの点も伝え、味が良いことを強調した。ヒレに毒があるアイゴも調理の工夫で美味になると発表された。夜には、釣り方や危険な魚の見分け方、救命具のつけ方を学んだ。
京都市伏見区から6回目参加の山本勇太さん(19)・新一さん(55)親子は「今日はまだつれんけど、小学生で初参加した時に大漁だったんで、再現を狙ってよく参加します」と糸を垂らした。
左京区の畑田めぐみさん(58)は初参加。今回で15、16回目の参加という夫の弘呂志さん(64)は「釣りは自分でも行くけど、この講座はいろんな人との交流が楽しい」とし、「今日は全然つれんなあ」と言いつつ満足顔。上京区の山岸秀夏さん(18)に付き添った母親の文子さん(42)は昨年に続いて2回目の参加。「子どもと同年配の高校生とふれあえるのも楽しい。昨年は初めてで釣れなかったけど、今年はリベンジ」と話し、高校生と一緒にアジやカワハギを釣り上げ「たくさん釣れれば家でおかずに」と笑顔を見せた。
兵庫県三田市の依藤準平さん(42)は、翔太さん(8)を連れ「普段は釣りの機会がなく、昨年初参加し面白かった」と楽しんだ。表彰式では計量と採寸結果に従い上位入賞者に釣りざおなどの賞品が贈られた。
8日朝には海洋高で約70人の同高生・教職員やボランティアらが迎えた。参加者は、夏のような日差しの桟橋で魚釣りに挑戦し、ハタやカマスなどを釣り上げた。同高生と京都府磯釣連合会や釣り愛好団体の会員らは、釣り針にエサをつけたり釣った魚を網ですくうなど手助けをした。
京都市伏見区から6回目参加の山本勇太さん(19)・新一さん(55)親子は「今日はまだつれんけど、小学生で初参加した時に大漁だったんで、再現を狙ってよく参加します」と糸を垂らした。
左京区の畑田めぐみさん(58)は初参加。今回で15、16回目の参加という夫の弘呂志さん(64)は「釣りは自分でも行くけど、この講座はいろんな人との交流が楽しい」とし、「今日は全然つれんなあ」と言いつつ満足顔。上京区の山岸秀夏さん(18)に付き添った母親の文子さん(42)は昨年に続いて2回目の参加。「子どもと同年配の高校生とふれあえるのも楽しい。昨年は初めてで釣れなかったけど、今年はリベンジ」と話し、高校生と一緒にアジやカワハギを釣り上げ「たくさん釣れれば家でおかずに」と笑顔を見せた。
右京区から初参加の近藤聖一さん(79)は脳梗塞の後遺症や心臓に不安があり、「以前は大阪湾などにも行ったが病気もあって機会がない。久しぶりの釣りは海も周囲の山の緑もきれいで、気が安らぐ」と釣りざおを握った。
兵庫県三田市の依藤準平さん(42)は、翔太さん(8)を連れ「普段は釣りの機会がなく、昨年初参加し面白かった」と楽しんだ。表彰式では計量と採寸結果に従い上位入賞者に釣りざおなどの賞品が贈られた。
主な協力団体は次の通り。
【後援】京都府、宮津市、宮津市社会福祉協議会、KBS京都【協力】日本釣振興会近畿地区支部・京都府支部、全日本釣り団体協議会、京都府磯釣連合会、MFG、GFG、京都府漁業協同組合、訪問看護ステーションふぉすたあ伏見【協賛】アサヒフーズ、がまかつ、東レ・モノフィラメント、ハヤブサ、マルキュー、マルゴ