2024.10.07
2024.10.07
「第32回パラアーティスティックスイミングフェスティバル」が6日、京都市左京区の市障害者スポーツセンターで開かれた。障害のある選手とない選手が気持ちを一つにして、水中で息の合った演技を披露した。
フェスティバルは選手の交流と技術向上を目的に開いている。障害の有無や年齢を問わず、1人または複数人で演技する。
今回は京都や東京、石川などから集まった6歳~80代の計約120人が、ソロやデュエットなど6種目に出場。シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)の五輪メダリストら4人が、音楽との調和性や印象深さなどを評価した。
4~8人で競技する「チームⅠ」の部では、各チームが両足を水面から垂直に上げる動作や、水中で選手を持ち上げてポーズを取る大技などを繰り広げた。メダリストらからは「完成度が高い」「滑らかな動きが素晴らしい」などの講評があった。
「トリオの部」では、台湾の知的障害者ら3人でつくるチームが出場。水面からキレのある手の動きなどを披露し、観覧席から大きな拍手が送られた。(西田昌平)
2024年10月7日 京都新聞朝刊掲載