2024.11.12
2024.11.12
中京 外国人コンクール表彰
京都介護サービス協同組合(吉谷正紀代表理事)主催の介護施設で働く外国人による第5回日本語作文コンクールの表彰式がこのほど、京都市中京区のハートピア京都で開かれ、交流会なども行われた=写真。
ベトナムやミャンマーなど出身で府内の介護施設で働く外国人を対象に毎年公募している。今回は89人からの応募があり福祉職や大学教授の審査員3人が選考し、受賞者7人を決めた。受賞者に表彰状と副賞が手渡された。
最優秀賞はフィリピン出身のパラパス・グローリー・ジョイさん(福知山市の特別養護老人ホーム豊の郷)が受けた。ジョイさんは「お別れ」を題に祖母のように慕う利用者が亡くなるまでの楽しく過ごした時間を振り返った。「今日を明るく過ごせても、明日の約束ができないなどと働くことで気づかされることが多い」と読み上げた。来場者は耳を傾け、目を潤ませる人もいた。
吉谷代表理事は「5回まで続いた。応募が増えており毎年続けていくのが目標の一つです」と話した。