ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

障害者の芸術作 個性豊か 左京 「とっておきの芸術祭」開幕(2024/11/30)

2024.11.30

  • 京都とっておきの芸術祭

 障害のある人が手がけた創作活動を紹介する「京都とっておきの芸術祭」が29日、京都市左京区の日図デザイン博物館(みやこめっせ地下1階)で始まった。絵画や陶芸、俳句など多彩で個性豊かな力作が並んでいる。1日まで。
 京都府や京都市、京都新聞などでつくる京都障害者芸術祭実行委員会が主催で今年で30回目。
 会場では7部門で府内の障害者や団体から寄せられた762点を全作品展示している。このうち府知事賞や京都市長賞など52点が入賞した。
 擬人化した空き缶でバレーボールの試合を躍動的に表現した工芸作品や、「寒水の 豆腐一丁 おやじの手」と昔懐かしい豆腐店の情景が浮かぶ俳句などに来場者が見入っている。
 入場無料。午前10時~午後5時。特別企画として30日に書道体験、1日にさをり織体験がある。商品化や展覧会などアート活動に関する出張相談会も30日午後1時から初開催される。(三皷慎太郎)

障害者の個性あふれる力作が並ぶ会場(29日午前、京都市左京区・日図デザイン博物館)