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少子化対策 117万円寄付 ニチコン創業者の妻(2024/12/15)

2024.12.15

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 電子部品大手ニチコン(京都市中京区)の実質的な創業者故平井嘉一郎さんの生誕117年に合わせ、妻信子さんが14日、京都新聞社会福祉事業団に少子化対策として117万円を、故郷の京丹後市に子ども向け図書購入費30万円を寄付した。
 平井さんは現在の京丹後市大宮町出身。ニチコンの社長、会長を務め、2001年に93歳で亡くなった。
 同事業団への寄付は07年に始め、累計額は1953万円。子育て支援団体への活動助成金に活用されてきた。09年からは京丹後市への寄付も始め、購入した絵本などは昨年度までに3709冊に達した。本年度も約180冊を購入するという。
 贈呈式は、信子さんの寄付を元に立命館大衣笠キャンパス(北区)に建てられた平井嘉一郎記念図書館で行われた。京丹後市の小中高生ら34人も招待され、立命館大を見学した。(田代真也)

京都新聞社会福祉事業団職員に寄付の目録を手渡す平井信子さん(左)=京都市北区・立命館大衣笠キャンパス