2025.06.06
2025.06.06
学費の工面が困難な学生を支援する「京都新聞愛の奨学金」の選考委員会が4日、京都市中京区の京都新聞社であり、京都府と滋賀県の高校・大学・専門学校生計230人への支給を内定した。
愛の奨学金は京都新聞社会福祉事業団が1965年から取り組む。京都新聞の「誕生日おめでとう」欄への寄付金や協賛寄付金などを活用し、大学生と専門学校生に年額18万円、高校生に同9万円を返済不要で支給している。
本年度は、公募による「一般の部」と「交通遺児の部」に計411人、公立高の推薦による「定時制・通信制高校生の部」に11人の申請があった。
委員会では家庭の経済状況や学業成績、作文を基に審査が行われた。京滋の児童養護施設の高校生を対象とする3万円の奨学激励金の支給も内定した。
委員は石川紘嗣・京都青年会議所理事長、大藪俊志・佛教大教授、横江美佐子・京都市南青少年活動センター所長が務めた。
