クラシックで彩る七夕

　京都商工会議所女性会主催の｢七夕チャリティーコンサート｣が２日、京都市左京区の京都コンサートホールで開かれた。京都市交響楽団とハノーファー国際コンクールで16歳の最年少優勝のキャリアも持つバイオリニストの三浦文彰さんによるメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲ホ短調などクラシックの名曲演奏に1650人が耳を傾けた。

　コンサートは、1995年の同ホール開館と時期を同じくして、同女性会の文化活動の中核事業として始まり今年で30回目。冒頭、新会長の中村真由美さんが｢長年、社会福祉や若手音楽家を支援するこのコンサートが継続して開催できていることに感謝したい｣とあいさつした＝写真。

　京都市立芸大客員教授も務め、レパートリーも広い同楽団桂冠指揮者の大友直人さんの指揮でチャイコフスキーのバレー音楽｢眠りの森の美女｣の｢ワルツ｣なども披露された。

　収益の一部は、京都新聞社会福祉事業団の｢歳末ふれあい募金｣に第１回から毎年寄付を続けている。