2025.07.28
2025.07.28
京都府、滋賀県にある全ての児童養護施設で暮らす高校生を対象にした京都新聞社会福祉事業団の「奨学激励金」贈呈式が今月5日、京都市中京区の京都新聞社で行われた。
「愛の奨学金」他部門受給者と申請者のいない1施設を除く16施設の高校生141人分総額423万円が贈られた。市民や企業、団体などからの「児童養護施設・乳児院等の子どもたちのための寄付」を基に1人3万円を贈っている。
贈呈式には今回初めて、代表生徒が各施設から施設長らとともに出席し、激励金が白石真古人常務理事から直接手渡された=写真。
白石常務理事は、寄付者からの思いをまとめた応援メッセージ伝え激励した。同事業団では、奨学生の感謝の気持ちや施設からの寄せ書きなどを寄付者側に伝えており、「寄付者の思いが生徒たちに届き、生徒たちの健やかな成長がまた新たな善意の寄付を生む『思いの循環』が生まれることを通じ、持続可能な福祉社会の形成に貢献していきたい」と合わせて伝えた。
出席した施設長らは「寄付者の皆さんの応援が生徒らにも伝わったと思う」と話していた。
