2025.11.11
2025.11.11
介護職の外国人作文コンクール、表彰式
「第6回介護施設で働く外国人による日本語作文コンクール」の表彰式がこのほど、京都市中京区のハートピア京都で行われた=写真。
京都介護サービス協同組合(吉谷正紀代表理事)が主催し、ミャンマーやインドネシアなど母国を離れ京都府内の介護施設で働く外国人を対象に毎年公募している。今回は65人から応募があり、福祉職や大学教授の審査員が選考し、受賞者6人を選んだ。
京都府知事賞を受賞したフィリピンのゴルゴニオ・ジェッサメイ・フェンテスさん(介護老人保健施設がくさい)が、「たくさんのお年寄りが寂しさや体の弱さ、つらさを感じている。本当のケアは優しい心でそばにいること。手を握ったり、同じ話を何回も聞いたりする中で、思いやりを学んだ」と作文を読み上げた。
受賞者に同席の同僚らは、「責任感と工夫をもって働いている。介護の仕事を長く続けてほしい」と共通した声が上がった。
吉谷代表理事は、「事業を立ち上げ時の苦労を振り返りながら、開催できることが喜びです」と話した。
