2026.02.02
2026.02.02
《ホームヘルパー》
ホームヘルパー(訪問介護員)は自宅で暮らし続けていくうえでさまざまな困難を抱える人(例えば高齢者、障害者、難病患者など)に対し、自宅を訪問し家事や介護などさまざまな援助を行う専門職です。ホームヘルパーの主な仕事は、利用者が住み慣れた地域や自宅で自立した生活を続けられるよう心身の両面からサポートすることです。施設での介護とは異なり、一人一人の生活環境や生活習慣に合わせた個別支援が求められる点が特徴です。介護保険制度上では「訪問介護員」と呼ばれます。
ホームヘルパーは介護福祉士の資格保有や定められた研修を修了していることが必須となっています。研修には「介護職員初任者研修」「実務者研修」があり、自治体からの指定を受けた研修指定事業者が開講しています。

ホームヘルパーが提供するサービスは大きく次の二つです。
①生活援助=調理、洗濯、掃除、買い物などの日常生活の援助
②身体援助=入浴、排泄(はいせつ)、食事、着替えなどの介護といった身体に直接触れて行う介護
ホームヘルパーはご本人の暮らしを全体的に捉えながら、その方の身体の状況や生活の状況に合わせたケアを提供します。また、ご本人や家族への精神的ケアを行うほか、家族に介護の技術をお伝えすることも大切な仕事となっています。
訪問介護の魅力の一つにその人の生活の支えの一部分になれるということがあります。利用者の在宅での生活を続けたいという希望を叶(かな)え、日々の生活の中での悩みや課題に寄り添い、一緒に解決する道を探せることも魅力の一つです。利用者の自宅での活動になるのでプライベートな部分に触れることになり、信頼関係なくしては成り立つことはできません。はじめはぎこちなかった関係性もゆっくりと時間をかけてその方を知り、その方に合わせた援助を続けていくにつれて、徐々に信頼関係も芽生えてきます。それもホームヘルパーとしての喜び、醍醐味(だいごみ)になります。
一方で、訪問介護の現場では人材不足などにより担い手確保が課題となっています。人材不足を理由にサービス提供を断らざるを得ない状況や継続が難しく閉所する事業所がでてきています。地域で暮らす人々の生活を支える存在として重要性を増すホームヘルパーの確保に向けた取り組みが重要です。
(京都府ホームヘルパー連絡協議会事務局)