ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

警察官不在時も安心

2026.03.02

  • ふくしナウ

《手話リンク》

 地域の生活の安全を守る身近な拠点である「交番」や「駐在所」。しかし、聴覚や言語に障害がある方々にとって、警察官等が不在の際にどのように連絡を取るかは、長年の課題となっています。こうした不安を解消し、誰もが安心して暮らせる街づくりを目指す取り組みが、京都で前進しました。

 スマホで即時通話

 2026年1月26日から京都府警察で、府内すべての交番、駐在所、警備派出所でビデオ通話を通じて手話通訳が受けられる「手話リンク」の運用が開始されました。

 このサービスは、交番等を訪れた際に警察官等がパトロールなどで不在であっても、掲出されている2次元コードを自身のスマートフォン等で読み取ることで、「手話通訳オペレータ」を介して管轄警察署の職員とリアルタイムで会話ができる仕組みです。

 利用の手順はイメージ図の通りです。

 ①2次元コードの読み取り 交番等に掲出されている専用コードを読み取ります。※専用コードは管轄警察署ごとに異なります。

 ②オペレータと通話 手話通訳オペレータとのビデオ通話(手話通話)が開始されます。

 ③警察署職員との橋渡し オペレータが利用者の手話を音声で警察官へ伝え、警察官の言葉を手話で利用者に伝えます。

 なお、アクセス時のインターネット通信料は利用者負担ですが、オペレータが警察署へ電話する際の通話料は警察側が負担します。

手話リンク利用イメージ図(京都府警察本部提供)

 緊急時に多様な手段

 今回の「手話リンク」は交番等に警察官等が不在の場合の警察署への連絡手段ですが、事件や事故の緊急通報についても、多様な手段が整備されています。その場から通報できる「110番アプリ」や「メール110番」など、状況に応じた方法を確認しておくことが大切です。

 こうした新しいサポートは、存在を知っていることで初めて、いざという時に役立ちます。手話リンクの導入により安心の輪が広がったことは当事者や関係者にとって心強いです。

 地域福祉を支える、この情報を身近な方々と共有をお願いします。詳細は京都府警のホームページ等に掲載されています。

 この取り組みが、「安心の街」へと進化させていくことが期待されます。