ともに生きる [TOMONI-IKIRU]

職場、安心できる居場所に 中京でシンポ 障害者の就労考える

2026.02.16

  • シンポジウム「障害のある人の就労支援」

 障害のある人の就労支援を考えるシンポジウムが15日、京都市中京区のハートピア京都であった。積極的に雇用する経営者や働く当事者が登壇し、一人一人の特性が尊重され、職場が安心できる居場所になることの大切さを語った。

 ペットボトルのリサイクルなどを手掛ける「クリーンスペース」(伏見区)の橋本味永子社長は講演で、従業員12人中9人に障害があると報告。ラベルを剥がし、プレス機で圧縮する一連の業務は、反復作業が得意、じっとせず動き回りたいなどの特性を見て分担するという。

 トイレで社員がペーパーをどこまでも引き出すなど、戸惑う行動もあった。よく聞くとミシン目で切ることにこだわりがあるが、ミシン目がなかったためと分かった。別商品に交換して解決し「少しでも理解できるとほっとする」と語った。

 社員4人も「ボトルの山が片付くとすっきりする」などと、働く喜びを発表した。

 京都中小企業家同友会の芳賀久和理事も登壇。同友会や行政、福祉関係者などの「CoCoネット」が就労希望者と企業の橋渡しをしていると紹介した。

 シンポは京都新聞社会福祉事業団が主催。企業や福祉関係者ら約80人が参加した。

(田中恒輝)

2026年02月16日(月) 京都新聞朝刊掲載

障害者の就労支援について考えたシンポジウム(京都市中京区・ハートピア京都)