京都新聞掲載「アクセス」


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「うつす」が共通テーマ
上京 障害のある2作家合同展(2020/06/08)

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障害のある2人の作家の作品展「ひぐちよしまさ ほりぐちよしてる展」が、京都市上京区河原町通荒神口上ルの「art space co-jin」で開かれている。日々流れる文字情報を描き込んだ平面作品や、乗り物や動物をイメージした紙版画約100点が並べられている=写真。

ダウン症の樋口慶雅さん(41)=京田辺市=と知的障害のある堀口好輝さん(42)=伏見区=は、それぞれが通う施設で作品を制作している。きょうと障害者文化芸術推進機構(上京区)が、2人の制作手法が「うつす」ことで共通していることから企画した。

樋口さんは、テレビや新聞の天気予報や番組タイトルなどの文字情報を「うつし」、時計やラジカセの絵に書き込んでいる。堀口さんは、ネコやキツネ、電車などを、ボール紙を原版として版画作品に「転写」している。

2020.7月19日(午前10時〜午後6時)まで。月曜日は休廊。入場無料。