京都新聞掲載「アクセス」


京都新聞掲載「アクセス」

歌や日本舞踊楽しむ
父の日チャリティー

(2021/06/28)

photo

父の日にちなんだチャリティーコンサートがこのほど、京都市上京区の府立文化芸術会館で開かれ、約120人が懐かしい日本の歌や映画音楽のほか、日本舞踊を楽しんだ=写真。

「藤田めぐみリサイタル〜父の日によせて歌うこころの歌」で、歌手で僧侶の藤田さんらの実行委員会が2016年から主催し、児童養護施設や視覚障害者福祉施設に収益金などを寄付している。

昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止した。2年ぶりとなる今年は客席数を定員の半数以下にして開催。多様な舞台芸術に触れてもらうため、日本舞踊も紹介した。

会場には視覚障害のある人も招待し、藤田さんが「夏は来ぬ」や「浜辺の歌」、自身が作詞した「父への想い(せなか)」、「慕情」、「アヴェマリア」など20曲を歌い、直派若柳流師範の若柳吟采さんが清元「子守」を披露した。

招待された左京区の吉田清繁さん(85)は「音楽が好きで毎年楽しみにいる。今年も無理かと思っていたが、聴けてよかった」と話していた。