京都新聞掲載「アクセス」


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発酵バター香る クッキーいかが
コロナ禍逆手に新商品 京の作業所

(2021/11/16)

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知的障害のある人の就労支援や生活介護を行う社会福祉法人みやこ(京都市右京区)の2作業所が今月、3つの新商品を同時発売した。コロナ禍で浮いた時間を商品開発に活用。「今後、どんどん販売していきたい」と意欲を燃やす。

発売したのは「バタークッキー」(300円)=写真=と「お麩(ふ)ショコラ」(500円)、ショウガ入り「おかず味噌(みそ)」(500円)。

バタークッキーは缶入パン製造センター(中京区)の初めてクッキーで、発酵バターを使用し芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴。お麩ショコラはチョコレートときなこをかけた焼き麩を外注してセンター内で缶詰にした。味噌は、みやこ西院作業所(右京区)が自慢の手作り味噌にショウガを混ぜた新商品。

同法人の新商品は3年ぶり。コロナ禍の昨年は感染防止に追われ余力がなかったが、今年は受注活動や販売機会が減ったことを逆手に開発に力を入れた。

支援員の中西悟さんは「食感や味、大きさなどを試行錯誤に時間をかけ、良質の商品になった」と話す。みやこ西院作業所075(321)8880