京都新聞掲載「アクセス」


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設立50年で府北部 事業活性化目指す

京都障害者スポーツ振興会(2021/11/29)

障害のある人へのスポーツの普及を図る京都障害者スポーツ振興会(京都市左京区)が設立50年を迎え、京都府北部での事業に力を入れる。来月に福知山市で記念シンポジウム「地域に根差したパラスポーツの普及―京都北部からひろめよう!」を開くほか、来年度に競技大会や体験会を増やすことを検討している。

同振興会は1971年11月29日に全京都心身障害者スポーツ振興連絡協議会として発足、78年に現名称になった。月1回、府内3カ所で「障害者スポーツのつどい」を開いているほか、競技大会や講習会などを開催している。府北部では高齢化の進行とともに参加者が減少しており、50周年を契機に事業を強化することにした。

記念シンポでは、記念事業の一つとして実施した府内の障害者団体へのスポーツアンケートの調査結果を発表し、福知山市の陸上競技のパラアスリート大槻浩二さんや綾部市の車いす駅伝選手の中田達也さん、京丹後市、与謝野町の障害者団体関係者らがパネルディスカッションを行う。

事務局長の中村芳道さんは「府北部でのつどいへの参加者が年々減っている。北部で活性化させ、府内に広げたい」と話している。

記念シンポは来月18日午後2時から福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで開く。無料。申し込みが必要で、定員は先着80人。問い合わせは同振興会075(712)7010