父の日にちなんだチャリティーコンサート｢藤田めぐみリサイタル〜音の和、人の和、そして新しい明日へ｣が、このほど京都市上京区の府立文化芸術会館で開かれ、約150人が懐かしい日本の歌や映画音楽のほか、尺八演奏を楽しんだ＝写真。
同コンサートは歌手で僧侶の藤田さんらの実行委員会が2016年から主催し、児童養護施設や視覚障害者福祉施設などに収益を寄付している。
昨年から多様な舞台芸術に触れてもらう企画を設け、今回は尺八奏者の三好芫山(げんざん)さんが招かれ、尺八独奏曲｢月露｣を披露した。
藤田さんが｢夏は来ぬ｣や｢浜辺の歌｣、自身が作詞した｢せなか(父への想い)｣、映画音楽｢ひまわり｣、｢アヴェマリア｣などを歌った。尺八との共演で｢宵待草｣と｢Ｏｖｅｒ ｔｈｅ Ｒａｉｎｂｏｗ｣も披露した。
当日は視覚障害のある人が招待された。中京区の榎本剛さん(75)は｢迫力ある歌声が聴けて感動しました｣と話していた。
