京都新聞掲載「アクセス」


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復興を支える歌声届け

東山でふるさと物産展とコンサート(2024/04/29)


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京都の県人会の有志らでつくる「古都の風にのせて」実行委員会がこのほど、チャリティーコンサート&ふるさと物産展を京都市東山区の円山音楽堂で開き、来場者約1500人が三線や太鼓演奏などを楽しんだ=写真。

同会は、東日本大震災の復興支援を続けようと立ち上げ、2019年まで毎年催しを続けていた。近年はコロナ禍の影響で開催できていなかった。

5年振りの開催となったこの日は、徳島の阿波おどりの披露で開幕。沖縄県出身の三線奏者や千葉県のシンガー・ソングライターらが、平和の祈りを込めた歌声と演奏で被災地にエールを届けたいと心を通わせた。「100人三線に挑戦!」では一般参加者を含め130人が舞台で沖縄民謡などを奏でた。

実行委員長の野中廣三さん(65)は「災害復興にむけて勇気づけたい。募金活動を続けていきたい」と話した。

収益金の一部は、京都新聞社会福祉事業団や能登半島地震の被災者を支援するNPO団体に寄付される。