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京都新聞 歳末ふれあい募金 善意の受け付け始まる(2024/11/29)

2024.11.29

  • 歳末ふれあい募金

 浄財を地域福祉に役立てる「京都新聞歳末ふれあい募金」の受け付けが28日、始まった。京都市中京区の事務局には市民や企業関係者らが訪れ、善意を託した。
 京都新聞社会福祉事業団が1965年から取り組んでおり、昨年は1397件、2952万円が寄せられた。物価高で経済的に苦しむ人や団体が増える中、募金は配食サービス支援や老人ホームへの車いす贈呈、障害のある人たちの就労支援など幅広い分野の地域福祉に充てられる。
 車いす利用者向けの自然観察会を開いている介護福祉士の佐野修治さん(73)、洋子さん(66)夫妻=右京区=は事務局を訪れ8739円を寄付。「体の不自由な人の外出を手助けする活動に役立ててもらえたらうれしい」と話していた。
 受け付けは12月27日まで。(清原稔也)

京都新聞社会福祉事業団を訪れ、善意を託す佐野さん夫妻(京都市中京区)