心染みる懐かしの歌

　父の日にちなんだチャリティーコンサート｢藤田めぐみリサイタル～音の和、人の和、そして新しい明日へ｣が15日、京都市上京区の府立文化芸術会館で開かれた＝写真。懐かしい日本の歌などを多くの人が楽しんだ。

　歌手で僧侶の藤田めぐみさんが、2015年に実行委員会を立ち上げ、収益を全て福祉施設などに寄付している。今回で９回目。

　藤田さんは｢故郷｣｢浜辺の歌｣、父の日にちなみプッチーニ｢私のお父さん｣、自身が作詞した｢せなか(父への想い)｣のほか、ジャズやラテン、映画音楽｢ローズ｣｢星に願いを｣などを情感込めて歌い上げた。また多様な舞台芸術に触れてもらう企画では、琴奏者の三好晃子さんが｢みだれ｣など２曲を披露した。

　市内の中学生までの親子や視覚障害者が招待された。初めて参加した盲学校高等部１年の芝山洲斗さん(15)は｢歌声がきれいだった。とてもかっこよかった｣と話していた。