2025.09.25
2025.09.25
障害者のレジャーを支援する「みんなで海釣り 障害のある人の体験講座」が14日、宮津市上司の海洋高であった。あいにくの小雨が降る中、参加者は高校生らと交流しながら次々と魚を釣り上げて海釣りを満喫した。
京都新聞社会福祉事業団と神戸新聞厚生事業団が共催し、25回目。13日からの1泊2日の講座には府内や滋賀県、兵庫県の障害者と介助者の56人が参加。14日は海洋高生や釣り愛好家らスタッフ114人が支えた。
海洋高の桟橋で参加者は前日に釣り方を学び、高校生らに教わりながら釣り糸を垂らした。オキアミを餌にしたサビキ釣りで、カマスやキジハタ、カワハギ、カサゴなどがかかり、歓声が上がった。
ダウン症の次女と初参加した島嵜明子さん(73)=京都市下京区=は「本格的な釣りは初めてで、魚が釣れて娘も喜んでいる。高校生も親切で、遊びが広がって、ありがたい」と話していた。(秋田久氏)
