2026.05.12
2026.05.12
子育て応援事業
京都新聞社会福祉事業団は、京都府、滋賀県で工夫を凝らして子育て活動に取り組む団体に助成する「子育て仲間を応援」と、催しや行事などを支援する「子育て事業助成」を毎年行っている。2025年度はこんな活動を支援した。
「事業助成」を受けた木津川市のグループ「子育てママのつながるBOSAI」は昨年8月、同市の「いずみホール」で、「本気の救命救急ワークショップ」と題したユニークな取り組みを行った。
「もしもの時に迷わず動ける知識を親子で楽しく学ぼう」というのが目的で、市内の小学生の親子ら50人以上が参加した。
当日は事前に募集した小学生から高校生までのボランティア11人も協力。元消防士の経験を踏まえて講師にAEDの使い方を伝えてもらったり、実際に近い形で人形を使った胸部を圧迫する心肺蘇生なども体験した。毛布で応急の担架を作って力を合わせて人を運ぶ体験や、視界不良な暗闇での避難誘導体験などもあり、その場で出会った人とも臨機応変にとっさに協力できるよう取り組んだ。団体代表で防災士の川﨑あきさん(49)は「救命に関する体験イベントは少ないので、説明だけよりもとにかく楽しく体験してもらうことが大事。今後も続けていきたい」と考えている。

同じく「事業助成」を受けた草津市の「子育て支援グループ はな・はな」は昨年9月に「20周年記念ありがとう おやこコンサート~おとのかけはしさんといっしょ~」を草津アミカホールで開いた。滋賀県出身の音楽家グループ「おとのかけはし」がボーカル、ピアノ、パーカッションなどの演奏を披露。乳幼児から小学生の親子ら180人ほどが訪れ、本格的な演奏と歌を楽しんだ。
代表の白井けい子さん(77)は「幼いころから生の音楽に親しむのは子どもの感性を豊かにするために大事だと思う。クラシックを中心とした音楽会は乳幼児はほとんど入場できない。今回は助成金を得て、子どもは無料、大人は格安の料金で赤ちゃんから参加できるコンサートを開催でき、生の音楽に触れてもらい、好評だった」と話している。
京都市南区の「空き家バンク京都子ども食堂」は7月に下京区の梅小路公園で、子どもも参加するファッションショーなどの「3周年感謝祭」を開催。大津市の「逢坂Smile door 子ども食堂」は12月に逢坂公民館で、コンサートを交えた「クリスマス会」を開き、いずれも実施費用の一部に「事業助成」を充てた。
大津市で親子で稲作体験や自然観察活動を行った「木戸小学校おやじの会」や、京都市西京区で手作り給食の「子ども食堂」や公園などで遊びやゲームを楽しむ活動を続けている団体「オープンスペース祐の風」などには「仲間を応援」助成を行った。
25年度は「仲間を応援」(一律2万円)で74団体(京都市内15、府内30、滋賀県内29)に総額148万円を、「事業助成」(上限15万円)で計13事業(市内4、府内4、県内5)に総額83万8000円を助成した。26年度分の申請は29日まで受け付けている。